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中通り社会実験事業

中通り商店街では、より暮らしやすく、楽しい商店街づくりを目指して、今年度中にいくつかの社会実験を行います。

・空き地の芝生化によるポケットパークの運用
・ストリートファニチャーの設置
・中通り街づくり新聞の発行
・2015街づくりカフェの開催

この事業は、公益財団法人やまぐち産業振興財団の支援(平成27年度商業・商店街振興助成金事業)によって、岩国市中通商店街振興組合が主催しています。



■はじめに

 岩国市では平成24年10月に内閣府によって中心市街地活性化基本計画の認定を受けた。これに伴い中活計画を推進するために平成25年4月にタウンマネージャーを公募によって選任し、株式会社街づくり岩国が中通り商店街の路面店舗へ「岩国まちなか倶楽部」を開設。本所は@岩国の特産品販売を行うアンテナショップ機能のほか、A街なか出店サポートセンターとしての機能や情報を備えることを柱に、B街なかにおけるコミュニティ空間の運営を行い、街づくりの実際的な拠点として機能している。
 こうした背景を受けて当振興組合では、「岩国まちなか倶楽部」やタウンマネージャーらと連携し、商店街の経営革新に資する事業設計・調査に着手し、同時に中心市街地活性化基本計画の推進に効率的な役割を果たす事業を展開する。
 本事業の実施によって得られた結果や課題は速やかにタウンマネージャーへフィードバックし、街づくりの推進に貢献しているか、また商店街の新たな形のコミュニティ効果が得られているかなど、データを蓄積しながら検証する。本事業において一定の効果的が認められた事業は、「岩国まちなか倶楽部」が引き継ぎ、いずれは中活協に対して中心市街地活性化基本計画へ追加事業の提案を行う。



■事業計画

1)ストリートファニチャー
 商店街の路上へ屋外用ベンチを設置する社会実験。近年の高齢者の通行量増加、また近隣の老健施設の稼働による環境変化を踏まえ、高齢者や買い物客向けの公衆ベンチを設置し、人が行き交う「お散歩通り」としての商店街の有益性を検証する。通行量調査やアンケート調査によってデータを蓄積する。  ベンチは岩国市の里山(やましろ地域)の木工センターなどで製作した地場産の家具を用い、地元産品のPRを行うと同時に地産地消を推進する。

2)ポケットパーク
 商店街に面した空き地のミニ公園化を試みる社会実験。商店街に面した建家が除却となり更地化している。車両通行規制があるため駐車場などに再活用できない土地を対象に、地主の協力を得て植芝生、またはウッドフロア、ウッドデッキなどを設置し、通行者の休憩場所として活用する。
 週末カフェを実験的に営業(対象外事業として委託)するなど、公園化による周辺環境の変化を調べ、また通行量調査やアンケート調査によってデータを蓄積する。

3)中通り街づくり新聞
 こうした社会実験を実施することを広く喧伝し、商店街の活気が再生している様子を自ら発信する。新聞の記事内容は社会実験の計画や進捗、駅舎建て替えや駅前一帯の街づくりの予定や様子、新店舗の開業情報や商店街事業の情報発信。

4)2015街づくりカフェ
 中通り商店街に整備される予定の「岩国まちなか倶楽部」を活用し、本事業や商店街、また中心市街地活性化基本計画についてフリートークでフォーラムを開く。街や商店街を活用したイベントや、各種のボランティア活動を街づくりに連携させる器にもなり、リーダーの発掘を行う。ファシリテーターはタウンマネージャーが担当し、公平な意見交換をの場を実現する。